坂道を転げ落ちるように没落していく佐竹家にあって母は私の幼稚園、小学校時代の旧友を相手に英語を教え孤軍奮闘されていました。一方、私は孤独を紛らわそうと図書館に通い詰め読書に明け暮れていました。ある日、一冊の書籍から祖父が関係しておりました昭和電工の新潟県にあった施設から排水された水を口にされた方々が新潟水俣病にかかられ命を絶たれたり職を失くされたり後遺症に苦しめられている痛ましい姿を目にし強い衝撃を受けました。幼児期それも、わずかな期間ではありましたが贅沢な生活の陰で生涯苦難の生活を送っておられる被害者の方々に思いを寄せ二度と自分は幸せになってならないと心に誓いました。

帰宅すると、勉学に力が入らない不肖の私を見て激怒・悲観する母を見て申し訳なく思う反面、次第に自分さえいなければ母は素敵な方と幸せな人生を送れると自分の存在を否定するようになり、自暴自棄から暴言を浴びせては自己嫌悪に陥り遂に自殺未遂を引き起こしてしまいました。病院で、ベッドに横たわる私に「死ぬのは勝手。魅惑するのは親類縁者」と叔父に言われ悩み抜いた末、大学進学を早々に諦め当時、歯に着せぬ発言から暴漢に襲われるなど身の危険があった和田耕作先生のもとに逃げ込みました。

先生を、お守りして命を奪われるなら、一族に迷惑をお掛けすることなく旅立てると思ったからに他なりません。事実、先生が亡くなるまで独身を貫き何時でも盾となれるよう生涯、お仕えしておりました。

この項では不肖の私を25年にわたり側に置き、出ているところは叩いて頂き足りないところは補ってくださった恩師、和田耕作先生との活動記録の一端を、ご紹介いたします。

 

土砂降りの雨の中、先生の横で傘もささず濡れ鼠

選挙は政治生命を産み出す真剣勝負だ！
何度も叱られ鍛えて頂きました。

厳しい指導　「細かな配慮が必要だ」と叱責されること、しばしば

不機嫌な先生の横で　何度も怒鳴られ怒られて・・不肖の私を育てて頂きました。

あれが国会だ

粕谷茂自民党都連会長と握手される和田先生

塚本三郎民社党委員長ら党最高幹部に交じり談笑

候補者と応援日程打合せ

出陣式で先生のメッセージを代読

春日一幸民社党委員長らと幹部と

安倍元総理が凶弾に倒れられましたが秘書時代、まさに身命を賭して先生を、お護りしておりました

野次を浴びせ先生を襲おうとする暴漢に敢然と立ち向かう

常に警戒を怠らず

選挙は政治生命を産み出す真剣勝負だ！
何度も叱られ鍛えて頂きました。

ついていきます　下駄の雪
虚しくても辛くても、この方の側を離れない
何度も心に誓い、一身を捧げ、お仕えさせて頂きました。

談笑

至福のひととき

早稲田大学門下生　多くの若者が巣立っていきました。

鈴木俊一東京都知事夫人と

先生の誕生日に

和田耕作先生葬儀に駆け付けた河野洋平衆議院議員議長

和田先生納骨　参列者の最後に合掌

涙枯れ果て　師と敬い父親のように、お慕いした先生の墓前で

賭けて駆けて背中を見つめ25年

会合を終えて退席された先生を車に、ご案内
帰宅され床に就かれる寸前まで先生の側におりました。

先生は人生の師であり私にとって神に等しい神聖な存在でした。

秘書時代

高橋一郎衆議院議員と

 

鈴木東京都知事夫人と

足元に額づいて

 

奥様の墓参に　西多磨霊園

 

石原伸晃氏の演説に聞き入る